12月頃から3月頃、個数限定でお作りしているジャンボ苺大福。苺の大きさはなんと、大人の手のひらサイズ。この特大の苺を育てるのは、同じ地元川崎エリアの若手農家、新堀(しんぼり)ファームさん。とびきり甘くてジューシーなジャンボ苺の美味しさに感銘を受けた四代目は、限られた生産量を承知の上、苺大福にしたいと申し出ました。「苺の味を最大に活かした大福に仕上げるなら」という新堀さんからの条件をクリアすべく、ジャンボ苺大福の開発をスタート。8種もの餡との相性チェック、細かな調整を繰り返し、ついに完成した苺大福は、美味しさにとことんこだわる新堀さんのお墨付き。食通もうならせる冬限定の新たな和菓子が誕生しました。使う餡はこの大福のためだけの特製つぶ餡。餡が固くなり過ぎないよう豆を煮る際には通常よりさらす時間を短くする工夫を。また砂糖の配糖率も低くし、より小豆の風味が感じられ、苺の甘さを際立たせる味に仕上げました。苺を優しく包み込む生地は、求肥にメレンゲなどを加えた雪平。求肥にくらべ軽く浮いたような口どけは、苺のシャキッとした食感と完璧なバランスです。
行列のできる専業の直売農家さん