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旬の食材や・季節にちなんお菓子をご紹介。今しか食べられない美味しさをお楽しみください。
新岩城菓子舗では、十二ヶ月という時にあわせ、その月のおすすめの一品を、「時の味」としてお出ししています。
  • 花びら餅

    1月[睦月]

    花びら餅

    やさしい桃色の求肥に包まれているのは白味噌餡と「ごぼう」。花びら餅は平安時代、固いものを食べて長寿を願う正月行事、「歯固めの儀」でいただくお菓子でした。また年始めの茶会「初釜」のお菓子としても用いられており、古より新年を象徴する伝統菓子です。白味噌の中にごぼうと相性のよい「練りゴマ」を使う新岩城菓子舗の花びら餅は、風味の豊かな味わいとなっています。

  • 雪いちご

    2月[如月]

    雪いちご

    地元川崎の農家さん「新堀ファーム」産、旬のいちごを使ったいちご大福。クリームチーズと生クリームを絶妙に練りこんだ小豆あんは雪いちご専用。新雪のようにふわふわな雪平生地でやさしく包み込み、いちごはホワイトチョコレートでコーティングしました。新堀さんのいちごの美味しさに感動した四代目が作りたいと熱望し、生まれた一品。美味しさへのこだわりが強い農家さんも納得の味をぜひご賞味ください。

  • 桜餅

    3月[弥生]

    桜餅

    発祥の江戸時代より、春の訪れを感じさせる和菓子として人々に愛されてきた和菓子「桜餅」。桜色の焼皮生地に包塩漬けにした桜の葉でやさしく巻き、塩漬けにした桜の葉で包み込まれた、関東風の桜餅を当店ではおつくりしています。
    こだわりは、焼皮と餡の固さ。食感を楽しんでいただけるようこのふたつを同じ固さにすることを大切にしています。

  • 小春

    4月[卯月]

    小春

    新岩城菓子舗オジリナル春菓子「小春」。コロンと丸い緑色の蒸しどらに、細かくした桜葉を合わせて炊いた白餡をサンドしています。まるで新緑の葉を彷彿させる緑色の生地には、熊本県天草より取り寄せた薫り高い「青のり」を使用。青のりと桜の薫り。絶妙なハーモニー奏でる組み合わせです。

  • 柏餅

    5月[皐月]

    柏餅

    端午の節句といえば、上新粉のお餅であんをくるみ、柏の葉で包んだ柏餅。柏の葉は「新芽が大きく育つまで古い葉が落ちない」こと、「葉の形が神参りのときに打つ柏手に似ている」ことから、子々孫々の繁栄を祈るという縁起があります。江戸時代頃にこの時期に頂くお菓子として定着しました。
    当店ではこしあん、つぶあん、味噌あんの三種をご用意。つぶあんに使用する小豆は北海道の契約農家木村さんの大雪山しゅまり小豆を使用しています。

  • 水無月

    6月[水無月]

    水無月

    六月三十日に残り半年の無病息災を祈願する「夏越の祓(なつごしのはらえ)」。この神事にいただく和菓子が、水無月です。魔除けの意味を込められた三角形の形をし、下層は外郎、上層は魔除けの力を持つといわれている小豆になっています。外郎を使う理由は「氷」を真似ているから。昔、宮中では氷を口にして暑気を払っていました。しかし、庶民にとってはたいへん高級品だった氷。そこで、氷片で涼をとったつもりになるようと氷をかたどっているのです。

  • 真夏のなっちゃん

    7月[文月]

    真夏のなっちゃん

    暑い夏に涼を呼ぶ、晩柑ゼリー。晩柑は気候上、熊本県天草や愛媛県など少ない地域でしか育てられない柑橘です。新岩城菓子舗では、熊本県天草市牛深の減農薬農家、江良さんが大切に栽培する天草晩柑のみを使用。そのため、数量、時期共に旬のこの時期のみ販売となります。そこまでこだわる理由は、江良さんの晩柑がもつ、ジューシーでふくよかな甘さ。この美味しさを最大に引き出したお菓子を作りたいという思いから生まれた、農家さんと和菓子屋が心のこもったこだわりの一品です。

  • マンゴープリン

    8月[葉月]

    マンゴープリン

    マンゴーの王様「アルフォンソマンゴー」とパッションフルーツを使った、二層仕立てのプリン。上層は酸味をきかせたさっぱりとしたゼリー、下層はクリームチーズとミルクをふんだんにつかった濃厚なプリンとなっており、美味しい夏のマリアージュを楽しめます。こちらは、四代目がはじめて作った夏菓子。真夏にぴったりの爽やかな味わいに仕上げております。

  • 芋ようかん

    9月[長月]

    芋ようかん

    新岩城菓子舗、秋の味覚を代表する一品。九月上旬から十一月までに収穫した旬のさつまいもを使用しています。小さなお子様からお年を召した方までお召し上がりやすいように、さつまいも本来のもつやさしい甘みを活かし、口当たり良く仕上げております。素材そのものの美味しさを味わっていただ着色料、保存料などは不使用なため、御日持ちは二日間となっております。

  • 幸せの奏

    10月[神無月]

    幸せの奏

    ほどよい酸味のオレンジケーキに、濃厚なラムバタークリームをサンドして、ホワイトチョコレートでコーティング。その味わいはまさに「幸せのハーモニー」。味覚の秋、美味しいものが食べたくなるこの時期におすすめしたいこの一品は、四代目がどうしても自分で食べてみたくて、作った自慢のお菓子です。

  • 亥の子餅

    11月[霜月]

    亥の子餅

    小豆を混ぜた餅生地に、こしあんを包み、亥の子ども「うりぼう」に見立てた「亥の子餅」。亥の子(旧暦10月(亥の月)の亥の日)の、亥の刻(午後10時ごろ)に頂き、無病息災、子孫繁栄を祈る日本の習わしがあります。古くは、源氏物語にも登場する伝統菓子。新岩城では、北海道美瑛町の小豆を丁寧に炊いて、お作りしています。

  • 餅

    12月[師走]

    新年のご準備のお供えや切り餅に使用いただける美味しいお餅。使うもち米は、北アルプスの雪解け水と米作りに適した土壌で育てられた、富山県産「新大正糯」。その甘味とコシの強さ、粘りと絹のような滑らかさに定評があります。大半が富山県内で消費されてしまうため「幻の餅米」とも言われ、関東の和菓子屋で使用しているところは非常に少ないようです。